「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
寒いからこそ!
金澤 聡
(2016/02/12)
寒いからこそ、実家に帰りたくなります。
実家は、長いトンネルを抜けると銀世界の雪国です。
今年は暖冬というものの、それでも家の周りは雪が1mほどしっかり積もっています。
スキー少年だった私にとっては、寒くなればなるほど雪山が恋しくなります。
実家へ、スキーやスノーボードをしに帰りたくなる季節です。
上京したての時、東京が大雪に見舞われたことがありました。
電車が運転を見合わせるなど交通機関が大混乱し、通勤通学の人も滑って転倒、ケガ人続出という事態に。
そんな中、慎重に歩いている人たちを横目に
ひとり何事もないように、完全に乾いた路面を闊歩するかのように、
したり顔で、悦に入った表情でスタスタ歩いていたのを思い出します。
そんな経験があったのか、寒くて雪が積もる景色は、嫌いではありません。
最近、雪で滑って転んで着替えに家に帰ったこともありましたが…笑
寒さに厳しい冬があるからこそ、春の暖かみがやさしく感じられる。
これは、写真の土器が有名な豪雪地帯に住むと、
雪解け促す春の日差しのなんとありがたいことかがよく分かります。
私がそこに住んでいましたから。
次回は木下アナウンサーです。