「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

卒業式の思い出
梅島 三環子
(2016/03/30)


新年度への期待が大きすぎるせいか、いまいち卒業式の記憶が薄い私。
そんな私が、一番覚えているのが高校の卒業式です。

「なんで、こんなに泣いているんだろう…」
と自分自身に驚いたからだと思います。

中高一貫校の為、青春のすべてが詰まっているといっても過言ではない学校や仲間との別れ。

「仰げば尊し」の、「思えばいととし」の歌詞の辺りから悲しみがピークになり、涙していたことが思い出されます。
今思えば…懐かしいやら、恥ずかしいやら。

卒業式のあの瞬間だけは、苦しかったこと、つらかったことは全て忘れ、良い思い出だけが、走馬灯のごとく駆け巡るから不思議です。
それと同時に、大学生活に向け地元を離れる不安も溢れてきたのでしょう。
そして、感受性豊かな年頃だったのでしょう(笑)。

社会人になり、卒業式は取材でしか縁が無くなってしまいましたが、いつまでもあの時のように、素直な心を持っていたいものです。

いや、正確には、「思い出したい」ものです。かな!?

写真は、昨日撮影した会社前のソメイヨシノ。
だいぶ、蕾もふくらんできましたよ。

明日は、金澤アナウンサーの思い出です。

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