「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

お弁当
佐藤 拓雄
(2016/04/28)


遅咲きの桜を見つけました。
新緑と青空とのコントラストが◎
目と心の保養になりますね。

さて、今は昔。
高校時代、人生最大の「腹減り期」を迎えました。
とにかく、食べても食べても、すぐにお腹が減るのです。
朝食を食べて学校へ行くのに、1時間目が終わるころには、もうお腹がペコペコ。
弁当の一部を「早弁」しても、お昼前には、またペコペコ。
部活前にもペコペコ、部活が終わっても家に帰るまでもたず、買い食い。帰りの電車の中で、倒れそうなくらいお腹が減って、途中下車して買い食いしたこともありました。
帰宅後も、晩ごはんの前にパンなどを食べ、それから晩ごはん。
というサイクルで、1日何回食べるんだ?というくらい、食べていました。
弁当も上述のように午前中に早弁してしまうので、途中からは、2食分作ってもらい持っていきました。
早弁用と普通のお昼用です。
そんなに食べたのに、結局、縦にも横にもほとんど大きくならなかったのが、最大の謎です。成長期、と言ってしまえばそれまでですが、あの食事は一体どこへ消えて行ったのか。きっと見えないところで、私の健康を支えてくれたのだと思いますが、もう少し見える形で骨となり肉となってくれればよかったのに、という残念な思いは少々あります。

このテーマは今日で終わり。
新しいお題は、木下アナウンサーからです。

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