「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
子どもの頃なりたかったもの
(2007/07/06)
☆ヴァイオリニスト・・・小学校低学年
☆バレリーナ・・・小学校高学年~中学生
☆タカラジェンヌ・・・高校生
こうして、子供の頃なりたかった職業を並べると横文字ばかりでした。そして、人前で何かをする仕事ばかりですね。この中でも1番思い出があり、小さいながら情熱を燃やしていたものがクラシック・バレエです。
バレエといえばこの靴を連想する方も多いのでは?画像のトゥシューズは、右が初めて履いたもの(小2・21cm)
左は初めてのコンクールで履いたもの(中2・22cm)
子供の私でさえ何十足もトゥシューズを履き潰しましたが、思い出の2足だけ保存してあるのです。
数ある出来事の中でも1番は…
マイヤ・プリセツカヤという有名なロシア人バレリーナは、バレエに携わる者ならば知らない人はいないというほどの素晴らしいダンサー。ボリショイバレエ学校卒業後、いきなりプリンシパル・バレリーナ(バレエ団のトップクラス)に採用されるという、才能の持ち主です。
日本にいながら、この方に指導していただけるチャンスがあったので小学5年生の早坂は朝からウキウキ♪張り切っていました。
憧れのバレリーナに教わることができる稽古は、終始和やかな雰囲気。しかしその中でも「プロ意識をもちなさい!芸術の表現者なのだから、自覚を持ちなさい!」と柔らかな口調だけれどもじーっと目を見つめて言われたことが印象的でした。
日本ではバレエ=習い事。
でもロシアではバレエ=芸術家=職業。
なのです。
自分たちの意識の低さを感じ、なぜ私はこの場所にいるんだろう…と考えました。このことをきっかけに「将来、真剣にバレリーナになろう。そのために苦手分野を克服しよう」とバレエに取り組むようになりました。
結局は、バレリーナにはなれませんでしたが、あのプリセツカヤさんに教わった貴重な時間で得たことは、今も心に残っています。ただ今や足は90度以上は上がらないほど硬くなってしまいましたが(^_^;
さてお次は同期の原アナです!
堅実な将来像を小さい頃から描いてそう…☆