「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
2017年 ともに
金澤 聡
(2017/03/07)
今年も沖縄県久米島の楽天春季キャンプの取材に行きました。
去年10月、久米島は台風18号の影響で甚大な被害を受けました。
室内練習場の窓ガラスが割れ、天井の一部も吹き飛ばされました。
久米島球場のフェンスがなぎ倒されました。
島の人たちは、球団創設からの久米島キャンプを途絶えさせてはいけないと
わずか4カ月で修理を終えました。資材確保も相当難儀なことだったと思います。
当然、そこには楽天の選手たちが何の心配なく例年通りキャンプに集中してほしいという思いもあったはずです。
キャンプ休日には、毎年恒例の新人選手の島内観光PRも行われました。
日本一の生産量を誇る島の名産である車エビの水揚げ作業をルーキーたちが体験しました。
いつもと違う車エビの養殖場での作業でした。
聞けば、例年体験できる養殖場が、台風の被害で作業ができないとのことでした。
島民の方たちが被災しながらも、懸命に東北のチームを受け入れようと必死に取り組んでいました。
ともに、復興を願っての久米島キャンプになりました。
*写真は、ルーキーたちが体験した車エビの養殖場です。
次回は、佐藤アナウンサーです。