「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
2017年 ともに
飯田 菜奈
(2017/03/06)
ART CAFE BAR SEASAW。
仙台で一番海に近い近いレストランです。
お店がある七ヶ浜町の菖蒲田海水浴場は、
国内で3番目に開設された海水浴場で、歴史があり、
サーファーにも人気だったそうです。
東日本大震災が起きるまでは…。
雑草が生えた平地が広がる中で、ポツンとたたずむお店。
SEASAWの前にだけ、数台の車が止まり、出入りするお客さんたちの明るい声がしました。
ログハウスの店内は、
木のぬくもりを引きたてる、かわいらしい装飾が施され、とっても落ち着く空間。
そして、メニューの最初に書かれた言葉で、ハッとさせられました…。
We will also live with sea.
海とまた生きていく。
海を見て、癒され
海を見て、語らい
海を見て、笑い
海を見て、涙した
色々あった
でも海とは離れられなかった
みんな思っている
新しい街が必要だと
ここからまた
始める。
海とまた生きていく。
いままでと、これからを
つないでいく
心を動かされました…。
とっても素敵な文章。お店の強い決意も感じました。
また地震が起きたら… また津波が来たら…
常に、恐怖と隣り合わせではあるけれど、
SEASAWは営業しています。海に一番近い場所で。
ぜひ、一人でも多くの方に行っていただきたいお店。
お店を拠点に、七ヶ浜町に活気が戻ることを強く願っています。
地元の食材を使った洋食メニュー、とっても美味しかったです!私も、また行きます!
お次は金澤アナウンサーです。