「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

トーテム
金澤 聡
(2017/04/24)


ものすごいことを当り前のようにする。プロが見ても超絶という美技を確実にやる。

どの世界の「真のプロフェッショナル」と呼ばれる人たちを定義するならこんな感じではないでしょうか。

『トーテム』の中にはそれがあります。


アクロバティックな演技は、研ぎ澄まされた正確無比な技で魅せます。
エンターテインメントとしての演出にも、緊張の中の緩和を作りだし、
常に舞台に視線を注がせる技を随所に見せてくれます。

当然、人間が演じることだけでなく、舞台装置、メイクや衣装、照明、音楽、道具、
プロジェクションマッピングといった
舞台に関わる全てのものが、細部にわたり「真のプロフェッショナル」を感じさせてくれます。

生命誕生の神秘から人間の進化、文明の発展を表現した「トーテム」

そして私。
進化しているかなぁ。
「真のプロ」っていえるかなぁ。
素晴らしい超絶美技を目の当たりにして、
まだまだ精神的類人猿ではないかと一抹の不安を残しつつ
研鑽怠らず、気持ち新たに新年度を迎えました。

次は、下山アナウンサーです。


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