「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

春のお出かけ
佐藤 拓雄
(2017/05/10)


春のお出かけは、できればしたくない、できることなら一日中家に閉じこもっていたい、というのが本音。
言うまでもなく、花粉症のせいで、やむを得ず外出する場合は、マスク2枚重ねに花粉用メガネと、「完全防備」スタイルで、それ自体が煩わしく、気が滅入ってくる、そんな季節でした。

「でした」と書いたのは、この2シーズンほど、そんな状態から解放されつつあるからです。
特に今年は、これまで、妻に「花粉の時期は絶対禁止」の御触れを出していた、洗濯物の外干しも「解禁」。
そのくらい、花粉症の状態が改善されたのです。

理由は、おととしの花粉シーズン前から始めた「舌下免疫療法」。
ちょうど保険がきくようになった時期に、たまたま行った病院で教えてもらったのがきっかけでした。
お医者さんは、「効果は個人差があるし、少しでも楽になったなら効果があった、と考えてください」と慎重なニュアンスの言い方をされていましたが、うまくいかなかったとしても何も失うものはないと思えたので始めてみたところ、私には効果があったようです。
花粉症を発症してから30年近く、これほど症状もなく、花粉を感じない春もなかった、というくらい、今年は楽でした。
念のため、外出時にマスクはしますが、暑苦しければ、外してしまってもいいくらい。

そんなわけで、春はあちこちお出かけを、となりそうですが、もともとインドア派なので、そのへんはあまり変わらずです。
でも、体調が崩れない、ということは、本当に良いことで、久しぶりに、憂鬱でない春を過ごしています。

写真は、先月オープンした南三陸町歌津の商店街「ハマーレ歌津」。
震災7年目にして仮設が終わり常設の店舗ができました。
14日には「しろうお祭り」もあるそうです。
お出かけになってみてはいかがでしょうか。

明日は、先月から「ともに」をいっしょにやっている梅島アナウンサーです。

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