「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

マラソン
高橋 咲良
(2017/09/21)


今日から新しいお題です!
お題は、9日後に迫った、「東北・みやぎ復興マラソン」にちなみ「マラソン」です。

仙台放送に入社してはじめての仕事が、この「東北・みやぎ復興マラソン」を紹介するミニ番組「かける!」でした。

ロケでは主に、復興マラソンのコースである、名取・岩沼・亘理を訪れていました。

初めてのロケの場所は、岩沼の「千年希望の丘」。
以前家族で行ったことがあり、ここに来るのは2度目でした。
その日は曇りで、まだまだ寒さの残る、4月のはじめ頃。現場に着いて、まず、風の強さにびっくり。
海からのつめたい潮風が直接、私の身体を突き刺します。

津波によって防風林や建物が失われたことで、潮風を防ぐものが何もないため、なおさら風が強く感じられました。それほど、6年経った今なお「まだ、何もない」土地が丘の下には広がっていました。

この初めてのロケは、こうした被災地の今を、私は伝える立場になったんだなと、気が引き締まった瞬間でもありました。

あれから、あっという間に5ヵ月が過ぎて、来週で「かける!」もついに最終回です、、、!

まだまだ震災について知らないことは沢山ありますし、勉強中です。
ただ、この「かける!」を通して、被災地の今や、ふるさとのために頑張る人たちの熱い思いを、感じることができました。
伝える立場になった自分ができることは何なのか、あの時の初心を忘れず、模索していきます。


写真は、「かける!」のロケで行った、閖上みなと朝市で食べた海鮮丼と、参加した競りでの戦利品、ウニです☆
閖上みなと朝市では、一般の人も競りに参加できるんです。競り落とすポイントは、「大きな声でアピールすること」。撮影を忘れて夢中でウニを競り落としていました(笑)スタッフの方と一緒においしく頂きました(*^_^*)
このほか、買った海産物をその場で食べられる「浜焼き」スペースがあったり、閖上名物の水餃子が食べられたりと、とってもたのしくて、プライベートでも絶対行きたい場所の1つです!

続いては、牧アナウンサーです!

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