「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
冬季オリンピック
佐藤 拓雄
(2018/01/19)
きっと宮城県民の多くがそうであると思いますが、私は、やっぱり「冬季オリンピック」イコール、荒川静香さんと羽生結弦さん。
お二人とも、郷土の誇りです。
2006年のトリノオリンピック、荒川さんの金メダルは、朝方、子どもたちも含め一家でテレビ観戦し、大歓声を上げたことが、ついこの間のように思われますが、もう12年も経っていたんですね。その時、末っ子はまだ生まれていなかったので、「一家」といってもまだ4人でした。
一方、羽生さんは、荒川さんの金メダル直後に、担当していたニュース番組で「イナバウアーができる天才小学生」と紹介させてもらったのを最初に、これも多くの宮城県民がそうであると思いますが、「近所の子ども」のような感覚があって、「羽生君」と呼びたくなってしまいます。
今回のオリンピック、ケガの具合が気になります。そういう「親心」があるものですから、どうか無理はしないでほしい、と思いますが、ご本人の心中はどれほどか。想像するだけでちょっと苦しくなるような気持ちになります。
ところで、冬季オリンピックで日本の獲得した金メダルは10個、ってご存知でしたか?
夏季は、142個。
もちろん夏季とは競技数が違いますので、単純に比較はできませんが、10組の金メダリストのうち、2人が宮城県の人、しかも、男女のフィギュアスケート、ってやっぱりすごいことですよね。
フィギュアスケート「発祥の地」の面目躍如といったところでしょうか。
「発祥の地」五色沼の近く、仙台国際センター駅前に、お二人のモニュメントがあるのは、やはり非常に大きな意味があるのですね。
・・・と言いつつ、写真は国際センター駅ではなく、アイスリンク仙台。羽生君が出迎えてくれます。
次は、寺田さんの冬季オリンピック。