「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
東日本大震災7年
梅島 三環子
(2018/03/02)
今年も、まもなく3月11日を迎えようとしています。
この日が近づくと、あの日の出来事が鮮明に思い出されます。
なかなか薄れない記憶というものもあるのだなと実感させられる時です。
写真は、先日取材で行った時の南三陸町。先月16日のものです。
行くたびに、この場所に立って町の変化を見るのですが
今年は防災対策庁舎が、かさ上げ工事により本当に見えづらくなったと感じました。
震災後に歩いた道も、どこにいったのか全くわからないほど。町の姿の変化には、行くたびにいつも驚かされます。
この1年は、「ともに」を担当したこともあり沿岸部を中心に取材できたように思います。
町それぞれに、復旧のスピードは違っていて、復興の形も違っています。
「ほかの町と比べてこの町の復興スピードは?」と聞かれることもありますが、何とも答えることが難しいというのが正直なところです。
それぞれのスピードで、その地域にとって、よりよい復興を遂げられるのが一番ではないでしょうか。
もう7年、まだ7年…。
それぞれの思いを感じながら、この1年も取材に出ようと思います。
次は、寺田さんです。