「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
卒業
佐藤 拓雄
(2018/03/19)
まずはご報告。
今年度の「FNSアナウンス大賞」で、仙台放送の牧広大アナウンサーが、新人部門(3年目までが対象)で1位の「アナウンス賞」を受賞しました。写真は、先週行われた、その表彰式です。
本人だけでなく、アナウンス部、また、仙台放送全体にとっても、とても良いニュースになりました。
さて、本題です。
この春、長男が、大学進学で独り暮らしを始めることになりました。言うなれば、私たち親の元からの「卒業」です。
私自身も、大学進学とともに親元を離れて独り暮らしを始めました。結局その後も実家に戻って暮らすことはなかったので、長男もそうなのだろうな、となんとなく思っています。
生まれたときは、子どもとの暮らしが一生続くような気がしていたものですが、ここまで一緒に暮らした時間は19年ちょっと。親と子の濃密な時間は、本当に一瞬なのだと思い知らされます。
こうして、親と子はそれぞれの立場を「卒業」していくのでしょうか。
同時に、自分の親もそんな心境だったのだろうか、と思いを馳せたりします。
親なんて本当に無力なものだと、改めて思い知らされながら、、長男に明るい未来が拓けるよう、離れた所から見守り、祈るだけ。今年の春は、そんな「卒業の春」となりそうです。
とは言っても、もちろん、自分で生計を立てるようになるのが、本当の「卒業」でしょうから、仕送りをしている間は、私たちが保護者であることに変わりはありませんし、まだ下に2人子どもがいますので、まだまだ「親・卒業」とはいきませんが。
明日は、高橋アナウンサーです。