「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
夏休みの思い出
梅島 三環子
(2007/08/02)
夏休みといえば部活動。
中学・高校と、夏休みはクーラーのない実験室にこもって汗を流していました。
わたしの所属した化学部にも、ちゃんと夏トレがあるのです。
むし暑い上に、薬品臭い部室。
9月の学園祭に向け、朝から実験を続けると、帰りにはもうげっそりしてきます。
テニス、コーラス、吹奏楽にクッキング部…。
『これぞ女子校の夏!』というさわやかな風景を横目に、1人で部室に直行。
茶褐色の瓶に入った、いかにも危険な謎めいた液体を持ち、ぶつぶつと独り言をつぶやきます。
実に怪しい、悶々とした1日を過ごすのです。
ちなみに5年間の部活動で1番思い出に残っているのは、
中学1年の夏に取り組んだ水質検査。
学校の前にあったお城の堀や神社、
近くの小学校のプールに行っては水をもらい調べていました。
午前中は、水を取りに先輩とサイクリング、そして午後は部室にこもって検査。
結果にたいした違いが出てこなくて、夏休み終盤に慌てたりもしました。
まあ今となっては、いい思い出。
流れるようなさわやかな汗ではなく、じとっと、じわーっと流れる汗。
これが私の夏休みの思い出です。
続きましては、金澤アナウンサー。
楽しい夏休み、どんな思い出ありますか??