「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

落ち着く時間
佐藤 拓雄
(2018/06/20)


【写真】梅雨の晴れ間の通勤路。イチョウの緑と青空の眩しさ!目と心が洗われた気分でした。


さて、落ち着く時間。

確認ですが、これは、冷静だとか、人物としてゆったり構えているとか、そういう話じゃありませんよね。
「あー、のんびりするなあ」という話ですよね?

だとすると、そのようなものは一体いつあっただろう、というくらい、私には縁のないもののような気がします。
いくら考えても、このテーマに相応しい話題が全く思い浮かびません。

今テレビをつけていたら、「何もしないのが贅沢でしょ」とカレーのコマーシャルで反町隆史さんが言ってました。
それは頭では分かりますし、そんなことを言ってみたい、そんな時間を持ちたいととても思いますが、何もすることがないなら、せめて本を読むか、レコーダーにたまってしまったドラマを見るか、何かしないと、と思ってしまう私です。

だいたい、貧乏性で小市民、しかも実は意外とせっかちという私が、落ち着く時間を持とうということ自体が無理なのかもしれません。
情けない話です。

かといって、いつも忙しそうにしていたり、「寝てない自慢」をしたり、スケジュール表をびっしり埋めないと気が済まない、というタイプの人間ではない(と自分では思っている)ので、こうしてあれこれ考えてみると、結局そのいわゆる「落ち着く時間」への憧れは強いのだ、ということを自分の中で再確認できました。

だからなんだ、という話ではあります。
今回は、ホントに中身がなくてすみません。

そういえば、小学校低学年の頃、通知表にいつも書かれていたのは「落ち着きがない」でした。そんな私が落ち着くわけないか???

明日は高橋咲良アナウンサーです。

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