「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
祭りの思い出
金澤 聡
(2018/07/26)
自称「ガンダム世代」です。
その影響もあって、勧善懲悪でないストーリーのアニメに心惹かれます。
ガンダムには戦う双方の人生が描かれ、家族が描かれ、
そして、それぞれに正義があるのです。
主人公の少年アムロは戦いに巻き込まれ、その後戦士としての才能が開花します。
赤い彗星シャーは地球連邦軍の主人公アムロと好敵手なわけですが、
実は自分が所属する「ジオン軍」への復讐心を抱いている…
お互い「ニュータイプ」同士で心が通じ合えるはずなのに、戦わなくてはいけないのです。
奥が深いのです、あっ、祭りの思い出ですよね。
小学生の頃は、この『機動戦士ガンダム』のプラモデル(以下『ガンプラ』)が
入手困難なほどものすごい人気がありました。
チャンスは祭りの屋台の景品にあり!でした。
射的、型抜き、福引、抽選会。
必ず景品の上位ランクに『ガンプラ』はありました。
祭りの気分とは違い、必死の形相、血眼になってガンプラを狙っていました。
しかし、人生はそう甘くはありません。
残念賞の10円ガムをいくつもらったことか。
ようやくゲットしても、
最弱キャラの呼び声高い『旧ザク』のみでした。
世の中にヒーローはいないのか!と叫びたくなるほど祭りに投資したと思います。
(※勧善懲悪ものは好きではないと言ったばかりでしたね…)
今でもお台場の大きなガンダムを見ると心臓の鼓動が速くなるガンダム世代です。
次回は寺田アナウンサーです。