「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

祭りの思い出
梅島 三環子
(2018/07/30)


大学時代は、サークルには入らず実行委員をしていました。
学園祭実行委員です。
企画部…だったかしら?
ステージの出し物を企画するという部署を担当していました。

2年の時に、いわゆる独り立ち(笑)。
私には有名人のトークショーを仕込むというミッションが与えられました。
分厚い、芸能人辞典みたいな本を見て事務所に電話。
企画書をFAXして、予算を伝えて撃沈。みたいな日々を過ごしていました。
本当に、これしかない予算で出てくれる人なんているのだろうか…
と途方に暮れていたところ
快く受けて頂いたのが、俳優の大杉漣さんでした。
まさに神様、仏様、大杉様です。

本当に優しい方で、芸能人の方なんて会ったこともなかったのですが
こんなに気さくに接してもらえるとは想像もしていなかったので
えらく感動したことを覚えています。
そして、大杉さんが歌いたいと言ってくださり、ライブも行うことに。

残念ながら、当日は走り回っていたため
何をお話しいただいたのかも、どんな歌声を披露されたかも
全く把握できませんでしたが、
本番の前に一緒に撮ってもらった1枚の写真は
今も私の大切な宝物になっています。

そういえば、大杉さんをお迎えするに当たり
過去の作品であるVシネマを当時たくさん見ていました。
あとにも先にも、Vシネマ漬けになるのはあの時だけ、かな(笑)。

ご冥福をお祈りしています。

写真は、取材中の一枚!七ヶ浜にて。

明日は、牧君です。


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