「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

花火の思い出
金澤 聡
(2018/08/22)


生まれが新潟なので、花火といえば日本三大花火大会のひとつ「長岡まつり大花火大会」が真っ先に頭に浮かびます。

新潟には、「長岡」、「片貝」、そして、「柏ア」の越後三大花火と呼ばれているまつりがあります。
片貝の4尺玉は花火も音も圧巻でした。
小学生のころ一度だけ見に行ったことがありますが、あの4尺玉の記憶はいまでも鮮明に覚えています。それぞれの花火大会も年々規模が大きくなっているそうです。

規模といえば、私が幼少のころから変わらないのが、手持ち花火。今も子供たちと花火をしますが、手持ち花火は、時代の変化とは全く関係なく記憶にある花火のままです。
夏の手持ち花火の代名詞、線香花火は、あの線香花火のままです。ほとんどの手持ち花火が幼少のころやった手持ち花火のままです。

子から親へと世代が変わっても花火は変わらず花火のまま。

手持ち花火が持つ刹那と永遠が混在している奥深さ。
へび花火(へび玉)の不思議なやみつき感。
夜中の落下傘花火で味わう喪失感。

夏の花火はカタルシスです。

次は、寺田アナウンサーです。


戻る

アナウンサーTOP
HOME