「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
花火の思い出
寺田 早輪子
(2018/08/23)
生まれ育ったいわき市小名浜の夏の一大イベント、「いわき花火大会」。
子どもの頃、夏休みはこの花火大会の開催がとても楽しみでした。
打上開始時間は夜7時頃だったかと記憶しています。
同じ夜7時に仕事が終わる両親が帰宅するのを待って、
両親が自宅に到着すると、すぐに父の運転する車に乗り、大急ぎで出かけていました。
しかし、当時、自宅から10キロほど離れた会場の港までは渋滞しているところが多く、フィナーレまでに会場にたどり着けない…!という年もありました。
まだ子供だった私は、間に合わなかったことに対して、
すねて、泣いてみたり、父に文句を言ったりしていましたが…、
今、大人になり、当時のことを思い起すと、
両親は仕事で疲れていただろうに、夕飯もとらずに、
懸命に、花火会場へと車を走らせてくれたのだな…と。思うのです。
すねたりして、ごめんなさい。
今、同じ「親」の立場になり、
疲れていても、子供のためなら、頑張れる!…でも、体はキツい…(^^;)
そんな思いを実感しています。
父が運転する白いクレスタの窓から眺めた大輪の花火。
移動中は、建物に隠れて半分だけが見えたり、煙しか見えなかったりしたけれど、
一生、忘れません(^^)
☆写真は…、『みやぎ 超!!元気まつり』終了後の会場にて。咲良アナウンサーと。
みなさま、お越しいただきありがとうございました♪
アナ・ログ。続いては、私の後ろに乗っている高橋咲良さんです。