「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

宿題あれこれ
梅島 三環子
(2007/08/22)


「1日おかあさん」
中学校時代、毎年夏休みに取り組んだ家庭科の宿題です。名前の通り、1日だけお母さんになりきるというもの。
料理・洗濯・掃除…夕飯のお買い物も必須で1日中、忙しく動き回ります。水周りの掃除はいやだなぁ…とか、アイロンかけは暑くて大変なんだなぁ…とか。この日は、お母さんの気持ちをちょっとだけ知ることができる日です。

でも、宿題ですから"知った"というだけではいけません。『やりました!』という証拠を出さなければならないのです。1日の行動スケジュールを表にして、母親の感想をもらいます。そして、3食のご飯はメニューと写真をつけて提出。ということで、やっぱり気合が入るのがご飯作り。証拠写真まで、求められてますからね。
ですが、手際の良さはピカイチの母親に育てられた私は、お手伝いをしなくても大きくなれてしまったのです。

ですから、作れない。
3食のご飯作りの壁が私の前に大きく立ちはだかったのです。これは、予想外でした。やったことがないだけで、まさか出来ないとは思ってもみませんでした。朝とお昼は何とかはなるのですが、問題は父親と揃って食べる夕飯です。悩みに悩んだ挙句に選んだのはチャーハンでした。まぁ、母親がこっそりおかずを足したのは言うまでもなく無事ではないまでも、なんとか1日お母さんを毎年クリアしていました。
それから、一念発起!大学までに料理をマスター!!
と言いたかったのですが、うーん…。

ですから、今勉強していますよ。訓練あるのみです。給湯室でケーキを切ってよろこんでいる場合ではありません。今の課題は、母にも負けない手際のよさです。

次は、出射アナウンサーです。
宿題といえば…どんな思い出があるのでしょうか?

戻る

アナウンサーTOP
HOME