「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
ハロウィーン
佐藤 拓雄
(2018/10/23)
正直言って、私および私の家族には、ハロウィーンというものが定着しているとは言えません。
妻がかぼちゃ的なケーキを買ってきたりすることはありますが、それも毎年というわけでもなく、まあその程度です。
ただ、ハロウィーンと言われると必ず思い出すことはあります。
十数年前、家族で東京ディズニーランドに行った時のこと。
まだ小さかった長男と長女にとっての「初ディズニーランド」でした。(次男はまだ生まれていませんでした)
これがちょうどハロウィーン前の時期だったので、園内いたるところで、「Trick or treat?」と呼びかけられ、子どもたちはちょっと戸惑ったような、気恥ずかしいような表情で応じていたのを覚えています。
【写真】はその時に食べたムースか何かのカップを持ち帰ったもの。今でも我が家で現役で活躍中です。
「初ディズニーランド」の時、子どもたちは、事前にガイドブックを買って、これに乗りたいあれに乗りたいと、「乗りたいものリスト」を作り、私たち親も、それを見てどういう順番で行ったらいいか、なんてあれこれ考えたりして、行く前から楽しい時間を過ごしました。
その帰りの新幹線で長女が眠ってしまい、仙台駅に着いて起こしても全く目を覚まさず、仕方なく、眠ったままの長女を仙台駅からずっとだっこで家まで帰ったことも思い出します。ぐったり眠っている長女は重くて、腕がちぎれるかと思いました。
その後、何度も行くうちに、子どもたちの方が詳しくなり、怖がって乗れなかったものに乗れるようになったり、一人で回りたいとか、友達と行きたいとか、ディズニーランドは、子どもたちの成長を感じる場でもありました。
ところで。
ハロウィーンの仮装を、「コスプレ」と言う人が時々いますが、あれは違和感がありますね。なかには本当にコスプレの人もいるようですが、あくまでハロウィーンの場合は「仮装」だと思います。成り立ちからしてそうだし、英語でも、仮装とコスプレは言い分けているようです。
明日は寺田アナウンサーです。