「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

色 いろいろ
金澤 聡
(2018/11/07)


色は難しいです。
買う服が、だいたい同じ色味になるからです。

スーツは、ネイビーかグレー。
ネクタイはブルー系。
プライベートで着る服も、ネイビー、グレー、ベージュが多め。
ジーンズにネイビーのトレーナー、アウターも濃紺、スニーカーもネイビー系…
鏡の前に映っているのは、「紺色」のみ。
ワントーンコーディネイトと言えば、かっこよく聞こえますが下手をすれば、『紺色おじさん』と言われかねません。かといって、赤や黄色の服にチャレンジする勇気はありません。
結局、ネイビー、グレー、ベージュ。私にとっての服の三原色に収まるのです。
これは実はネガティブに受け取っているわけではなく、ある国に影響を受けていることなのですが…

アフリカのコンゴには、世界一おしゃれと言われているジェントルマンたちがいます。
「サプール」といいますが、その人たちが言うには、身に着ける色の組み合わせは「三色」がベストだそうです。内戦が続き争いの絶えなかった国が、ファッションを通じて「服が汚れるから争わない」と平和を訴え願うメッセージを発信しています。

つまりは、私自身の三色のこだわりも多少理由があるということと、インスパイアされる色は、人によっていろいろだということが言いたかったのです。
かといって、赤、黄、緑の三色で全身をコーディネイトするにはやはり、勇気がないわけです、はい。

写真は、前に掲載した『大地の芸術祭』のオブジェの中に飾ってあった絵です。
鮮やかな色に感動して写真に収めました。こういう色の服のコーディネイトはできませんが…

次回は寺田アナウンサーです。


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