「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

働きもの
梅島 三環子
(2018/11/15)


きょうから、新しいテーマです。
「働きもの」

時代がそうさせたということもあるのでしょうが、大正生まれの祖父はかなりの働き者だったと思います。

ロープ屋を営んでいた祖父は、私が記憶する限り、よく工場・事務所にいました。
たまに泊まりで遊びに行くと、朝ごはんの前にも事務所に行き夕ご飯を食べても事務所に戻る姿を見て、とても驚いた記憶があります。

これも私が生まれてからなので、働き盛りの全盛期は、もっとのことだったのでしょう。

「ロープがあれば、なんだって出来る」というのが祖父の口癖でした。
使い方を知らない私は、何もできやしない…と思った記憶がありますが結び方や使い方次第では、私の思っている以上にロープは奥深く、また身近に使えるものなのかもしれません。

大きくなってからは、あまり祖父の仕事をのぞかなくなってしまいましたが、小さい頃は、色とりどりのフックが並ぶ様子をみたり、色んな太さの縄跳びを作ってもらって遊んだりするのが大好きでした。

祖父との記憶は、ロープなしでは語れません。
働き方、仕事との向き合い方。
孫の私も少しは学ばなければと感じます。

写真は、私なりに…(笑)
一生懸命働いた富山で撮影した一枚。
合掌造り集落は、タイムスリップしたかのような光景でした。

明日は、下山君です。

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