「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
プレゼント
金澤 聡
(2018/12/12)
休日に子供たちと石巻のサン・ファン・バウティスタパークに行ってきました。
船内は見ることができませんでしたが、牡鹿半島と太平洋を一望できる高台から、サン・ファン・バウティスタ号を見てきました。
初めて見た子供たちは木造の船がかつて大海原を航海したことに感動があったようでした。
家に着くなり、『船を作ろう』ということになり、段ボール箱、新聞紙、割りばし、サランラップ、ビニール袋、凧糸で工作が始まりました。
実際に風呂に浮かべて沈まないサン・ファン・バウティスタ号をそれぞれが作りました。
私は段ボールの船体にサランラップをぐるぐる巻きにして、割りばしでマストを立てました。
あっという間に、船は傾き、風呂の藻屑となりました。
無残な形になったため写真に収めることができませんでした。
歴史のロマンを感じると同時に、親子で必死になって創作活動をできたことが、なにより楽しい時間となりました。
支倉常長から、貴重な時間をプレゼントしてもらった休日でした。
本物のサン・ファン・バウティスタ号が最後は奴隷船として使われた?!などの説が最近浮上していましたが、果たして…
次回は、飯田アナウンサーです。