「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

受験あれこれ
寺田 早輪子
(2019/01/30)


アナウンサー受験に一生懸命だった大学3年生の頃。

お正月に、東京で行われたあるテレビ局の面接試験。
ふと窓の外を眺めると、雪が降っていました。
「東京に出てきてまでも雪に降られるなんて、なんでこんなに雪に縁があるのかしら、私。」と思ったものです。
帰りの電車が雪でストップして、困ったなー。

筆記試験対策、面接対策、フリートークの練習などなど…、様々な準備をしていましたが、
結局、実際の面接試験で、各局の面接官の方々に鍛えていただいたと、今になって感じています。

とある局のカメラテストで出された出題で、今も、正解が分からない出題があります。

「『お母さん、お母さん、お母さん…、あなたはやっぱり私のお母さんです。』
この原稿を、あなたなりに読んでください。」

…というもの。

あの時の私にできる精一杯で読んではみたものの、
果たして、あれで良かったのか…。もっとやれたのではないか…。

今の私が読めば、また違った表現になるだと思いますが、
正確に読むだけでなく、表現力が求められる仕事なのだと、再認識できた試験問題でした。

今、アナウンサーを目指している皆さん。
表現することを楽しんで、がんばってくださいね。

☆写真は…、
去年12月、家族だけのクリスマスパーティーで、
息子が司会を務めました。
息子が書いた司会メモの一部。
「みんなで、なかよく、たのしく、あんぜんに…」とあります。(^▽^)

アナ・ログ。このお題は私がアンカーでした。
続いてのお題は「宇宙について」。トップバッターは西ノ入アナウンサーです♪


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