「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

キュリオス
下山 由城
(2019/04/29)


奇跡のような瞬間を目撃すると独特の高揚感を覚えます。

って2年前のトーテムのときにも書きましたが、今回のキュリオスでも楽しくあっという間に時間が過ぎていきました。
人間離れした技の連発ですが、特に印象に残ったのはヨーヨーです。私は小学生のころ流行って、親に買ってもらいましたが、ベーシックな技しか覚えられませんでした。ひたすら『アラウンド・ザ・ワールド』という豪快にぐるぐる回すだけの技を続けていたら、糸が切れてヨーヨーがはるか向こうに飛んでいき壊れた記憶があります。
キュリオスのヨーヨー技は異次元でした。台湾出身の方がやられているそうですが、どうやったらあれだけブンブン回して技が成立しているのか想像つきません。というか、スピードが速すぎて何をやっているのかもよくわかりませんでした。ただただ圧倒されていました(笑)

欧米では1が4つ並ぶ『11:11』は偶然が重なりあうような幸運の時間と呼ばれているんだそうです。キュリオスは舞台にある時計が11時11分を刻むところからスタートして、その1分間のなかで起きる想像の世界を表現しています。11時12分になると現実の世界に戻ってきます。

たった1分間のお話なのですが、その濃密さは別格です。この世界観はとても気に入りましたね。好奇心でこれだけ深い1分間を過ごすことができるんだと考えると、1分1秒大切に生きたいなとも考えさせられる作品でした。

そういえばグッズコーナーでステッカーを買ったので、旅行用のキャリーケースに貼ろうと思っています!
そしてテーマ曲が耳から離れません(笑)

チャンスがあれば足を運んでみてください。何かあなたの心を掻き立ててくれると思いますよ!

お次は高橋アナウンサーです!

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