「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

キュリオス
佐藤 拓雄
(2019/05/01)


「令和」最初のアナ・ログ担当になりました。
かと言って、特別な感慨があるわけではありませんが、時代をまたいでも、引き続きこのアナ・ログをよろしくお願いいたします。

さて、キュリオス。

私が体験したシルク・ドゥ・ソレイユのショーは、数えてみると、「キュリオス」が7つ目になりました。
「ファシナシオン」「ドラリオン」「コルテオ」「オーヴォ」「トーテム」、そして、ラスベガスで観た「オー」。

どれも甲乙つけがたく素晴らしいものですが、共通していることの一つに、「重力が無くなっているのか?」と錯覚するような感覚があります。
今回は、これまで観たもののなかでも、さらに「無重力」な感じがしました。
それは、とんでもなく難度の高いことを、いとも簡単にやってしまうからこそそう感じるのでしょうが、先日仙台放送で放送したキュリオスの特番で、インタビューに答えていたアーティストが「簡単そうに演じるのが一番難しい」と言っているのを聞いて、ああ、これこそ「無重力状態」の理由であり、シルクの神髄なんだなあと、納得しました。

「キュリオス」の中で、私が最も印象に残ったのが、「バランシング オン チェア」という演目です。
まさしく無重力中の無重力。
気がついたら口を開けて見上げていました(笑)
とにかく驚きのパフォーマンスです。
ただ、日本語ではそういうタイトルなのですが、英語では「UPSIDE DOWN WORLD」。(【写真】私が観た日は第一幕の6番目でした。)
英語タイトルに、なるほど!納得!という内容です。
どうして、英語タイトルに納得したか、観た方なら分かるのでは?
これから観に行く方は、ぜひこの英語タイトルを頭に置いて観てほしいです。

最後に「キュリオス」を観に行く際の注意点。
早めに席にお座りください。遅くとも10分前には。
なぜか?シルク・ドゥ・ソレイユ経験者は、お分かりでしょう。
初めての方は・・・お楽しみに。

明日は、西ノ入アナウンサーです。

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