「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
七夕
金澤 聡
(2019/07/05)
辛い食べ物は苦手です。舌がしびれ、頭皮から汗をしとどと垂れ流してまで食べる必要があるのかと思っている派です。
そんな私も一度は食べてみたかった、あの味に初めて出会いました。
名古屋めしの代表格といえる、「味仙」の台湾ラーメンです。名古屋出張は1年に1度行けるか行かないかという、織姫と彦星が出会う頻度より訪れるチャンスが少ない場所。
先日、思いがけずその名古屋出張の話が舞い込んできて、地元名物の「味仙」へ行く機会が訪れたのです。
味噌カツ、ひつまぶし、そして、手羽先など名古屋めしファンの私は、「味仙」の味を知りませんでした。次こそ「味仙」へ行かねばと心に決めていた私に先日ようやくそのチャンスがやってきたのです。
初めて出会った台湾ラーメンの第一印象は、赤を基調としていて、辛さを全面に押し出したラーメンといったところ。
実際口にしてみると…
か、か、辛いっ! 舌がしびれ、唇がヒリヒリして、頭皮から汗が吹き出しました。が、辛さの後に、にんにくエキスが凝縮されたスープの香りが口に広がります。辛いものが苦手な私でさえも虜にしてしまう、そのうまみに脱帽しました。また出張の楽しみができました。
そういえば、今回の出張は、七夕と縁の深い"ベガルタ仙台"の実況でした。
次は、西ノ入アナウンサーです。