「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
七夕
佐藤 拓雄
(2019/07/09)
こどもの頃から、星の観察が苦手です。
どうしても星座を見つけられません。
オリオン座の三ツ星、カシオペアくらいは見えますが、北斗七星も見つけるのがやっと。その他は全然見えてこないのです。
視力の問題ではなく、想像力とかクリエイティビティとか、そういう能力の問題だと思います。
それを初めて自覚したのは、小学4年生の時。
クラスメイトと先生で夜、自主的に星空を観察するために集まりました。
夜の外出ということで、非常に張り切って出かけたのですが、クラスメイトが次々と見つける星座が、私にはちっとも見えてきません。
ほらあそこ、と言ってもらっても、その「あそこ」がどこを差すのかが分からないのです。
これは、当時の私にとって、少なからぬ挫折感で、コンプレックスになりました。
ただ、だからと言って、宇宙への興味関心は無くなったりはせず、以前「宇宙について」というお題の時に書いたように、宇宙への憧れ、宇宙の不思議を知りたいという好奇心は、今も強く持っています。
相変わらず星座は見えませんが。
で、七夕。
織姫と彦星。ベガとアルタイル。
皆さんは、ご自身の目で見たことがありますか?
私は、残念ながら、いや、当然ながら、ありません。
正直、天の川もどれなのかちっとも分からない情けなさです。
【写真】は、先週、空に見つけた、うろこ雲。7月にしては珍しいですよね?なんとなく、「天の川」に似ていなくもないので、この写真にしました。
明日は飯田アナウンサーの七夕です。