「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
ちょっとラッキーなできごと
金澤 聡
(2019/08/26)
先日、行ってみたかった場所に行きました。
新元号の「令和」にまつわる福岡の太宰府天満宮。
約1300年前に福岡県の太宰府で行われた「梅花の宴」を記した万葉集の歌の序文が「令和」典拠ということで、せっかくなので行くなら「令和元年」しかないという強い思いに駆られて訪れました。
実は妻が芸術家の日比野克彦さんを通じて、今年4月に就任された40代目の太宰府天満宮宮司の西高辻(にしたかつじ)信宏氏と知り合いだったという事が判明。(凄い人脈に相当驚きましたが…)そんな縁もあり、学問の神様からやや見放されている私たち家族を社務所に招いていただきました。
菅原道真公の末裔でもある西高辻信宏宮司から、太宰府天満宮や令和にまつわるお話、そして、菅原道真の逸話に由来する「梅ヶ枝餅」のお話をしていただき、さらに、本家本元の「梅ヶ枝餅(写真)」をご馳走になりました。我が家が学問の神様に少しでもお近づきになれるよう、一口一口祈願しながらいただきました。
(宮司曰く、そうやって食べるものではないそうです…これで賢くなるものでもないそうです…それはそうです…)
貴重なレクチャーを受けたおかげで、天満宮に座っている牛の像を優しく丁寧に撫で、麒麟の像を敬い、境内にある現代アートの意味も深く理解することができました。ちょっとどころか、相当ラッキーな福岡旅行となりました。
ちなみに40代目の宮司は赤門出です。
ご利益は間違いなくあると確信しました。
次は、下山アナウンサーです。