「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
ちょっとラッキーなできごと
寺田 早輪子
(2019/08/23)
楽天イーグルスの本拠地、仙台市宮城野区にある楽天生命パーク宮城で、家族でナイター観戦をしていた時のこと。
7回の楽天の攻撃開始前に、球場ではクリムゾンレッドのジェット風船を膨らまして、応援歌を歌い、歌い終わりで風船を勢いよく飛ばす、というのが定番となっています。
その風船が飛ばされた直後、7回の楽天の攻撃が始まるのと同時に、「うちの息子の戦い」も始まります!
子供たちが一斉に、客席にしぼんで落ちてきたジェット風船を拾い集めるのです!
10個拾うごとに、選手の写真がデザインされたステッカー1枚と交換できるのです。
小2の息子もすばしこく一生懸命に探し回るのですが、拾い慣れている他のお子さんたちにはかなわず、探し回って、見つけて、駆け寄っても、先に拾われてしまうことが、多々あります。
しかし、そんな時には毎回、どこのどなたが存じ上げませんが、
「はい、この風船、あげるよ」
「おにいちゃん、これ、持っていきな」
「必死だから、あげるから!」と、
客席の楽天ファンの皆さんが息子にしぼんだ風船を束にしてくださるのです。
「ありがとうございます!」
そうお礼を言い、先日は過去最高の22個を手に、リサイクルコーナーへ。
田中和基選手とオコエ選手のステッカーをゲットでき、息子も満足げな表情でした♪
こんな時に、毎回感じるのです。
「プロ野球観戦に訪れたら、人の温かみも感じられた。ああ、何てラッキーなのかしら」と。
いつもしぼんだ風船をくださる楽天ファンの皆様、この場を借りて御礼申し上げます!
※写真は…、
「みやぎ超!!元気まつり2019」にて。土曜日担当・仙台放送アナウンサーズ!
今年もたくさんお越しいただきありがとうございました!
アナ・ログ。続いては、金澤アナウンサーです。