「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
2019年を振り返って
寺田 早輪子
(2019/12/16)
東京オリンピックに向けて、今年の春に公式サイトで行われた観戦チケットの申し込みが殺到した、というニュースがありました。「日本で、目の前でオリンピックを観戦できる!」またとない機会と考えられた方がとても多かったのだと思います。私もその一人です。
家族4人分の観戦チケットを申し込み、その当落に一喜一憂したことが、もう遠い出来事のように感じられます。あの時は、来年の夏も家族4人でスポーツ観戦を楽しめるものだと、当たり前に、そう思っていたのかもしれません。なんの迷いもなく4人分を申し込みました。
ところが初冬に母が体調を崩し、入院。幸い、医療機関の皆様が最善を尽くしてくださり、退院することできました。今は、リハビリに励みながら、日常生活を取り戻しつつあります。
多くの皆様に助けていただいています。私自身も支えてもらっていることを、体の芯から実感した一年となりました。
日常は当たり前にやってくるものではないということ、一日、一日を大切に歩まなければならないことを、心に刻んでいます。
一分、一秒、息をして、日常を過ごしていけることに感謝し、令和2年を迎えたいと、感じています。
来年も、宮城県内のたくさんの方の笑顔にお会いできることを願っています。
今年も一年、ありがとうございました!
☆写真は…、「粘土じゃないよ、和菓子だよ。」息子作。
アナ・ログ、続いては、佐藤拓雄アナウンサーです。