「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

誕生日
佐藤 拓雄
(2020/02/21)


先日聞いた話ですが、福山雅治さんは、今も誕生日になると、親に「産んでくれてありがとう」とメールを送っているとか。
自分の子どもたちからそんなことをされたことないなあ、と思ったのですが、考えてみると、自分だって親にそんなことをしたことはありませんでした。自分だけ感謝されたいとは、随分都合がよすぎると反省した次第です。

それはともかく、昨日梅島さんが書いていたとおりで、私も、自分の誕生日より、子どもの誕生日のほうが大切です。

長男が生まれた日は、私にとっては「父親になった日」。
長女が生まれた日は、「娘の父親になった日」。
次男が生まれた日は、「3人の子どもの父親になった日」。

どれも、私の人生が大きく変化した日です。
だから、考えてみれば、私の方こそ、子どもたちに、「生まれてきてくれてありがとう」と感謝すべきなのかもしれませんね。

それでも、次男が「誕生日にはこれを買ってもらいたい」と当然のように言ってくると、誕生日は物欲の日か!とイラッとしてしまう自分がいます(苦笑)

【写真】は、私たち家族全員の誕生日に、私の父が炊いて届けてくれるお赤飯。もともとは母が炊いてくれていましたが、母が亡くなってからは、父が引き継ぐ形で、必ず届けてくれます。本当にありがたいことです。お赤飯を炊く親の思いは、自分が親になって初めて分かったことの一つです。

次は、高橋アナウンサーです。

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