「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
サンキュー
堤 勇高
(2020/03/16)
宮城に来てから1年が経ちました。
本当にあっという間です。
人は20歳までに、体感時間での人生の半分を終えていると聞いたことがありますが、
今年24歳になる私はまさしくそれを体験しているような気分です。
ただ、充実した1年だったことの裏返しとも言えます。
例えば、様々な宮城の魅力との出会い。
美味しい食べ物、美味しいお酒、たくさんの人、たくさんの場所。
これから2年、3年……と宮城で過ごすうちに、更に多くの魅力に出会っていきたいです。
そのためには自分から動いて、魅力を「知る」を止めないことが大切だと思います。
なにしろ、体感時間での人生は半分以上過ぎているのですから。
……布団の中とかで考えたら眠れなくなりそうです。
とにかくこの1年たくさんの出会いをくれた宮城に「サンキュー」と感謝し、宮城生活2年目を迎えます。
そして宮城で過ごす中で、何年目だろうと忘れてはならないのが、東日本大震災です。
震災に関連して、私が去年最も触れる機会の多かった「東北・みやぎ復興マラソン」。
東日本台風により残念ながら中止となってしまいましたが、津波の被害にあった地域を訪ね、見て、大会に参加している方々とお会いし、お話を伺い……大きな意味のある経験をさせていただきました。
宮城の魅力と同じように、震災のことについても、
これから先、「知る」を止めないことが重要だと思っています。
写真はその東北・みやぎ復興マラソンのコースで、まさに大会直前に咲いていたコスモスです。
「オレンジロード」として、ランナーの皆さんを元気づけるスポットでした。
今年こそは、沿岸のあの道を、たくさんのランナーに笑顔で走ってほしいと思います。
次は佐藤アナウンサーです。