「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

サンキュー
佐藤 拓雄
(2020/03/17)


「サンキュー」という言葉を普段あまり使わないので、このお題でパッと思いついたのは、パンサー尾形さんとドリカムでした(笑)
ドリカムは「サンキュ.」でしたか。

くだらない話はこのくらいにして。

東日本大震災は、発生から9年が経ちました。

9年前、何事もない普通の日が決して当たり前ではない、平穏な一日が明日もまたやって来ることは、文字通り「有り難い」ことなのだということ、日常が日常であることのありがたさを多くの人が感じたはずです。
もちろん私もその一人です。

私は、個人的には、震災の前後にも、日常のありがたさというものを強く感じる大きな出来事がありました。

そのたびに、平穏な日常にもっと感謝すべきだと心からそう思うのですが、情けないもので、喉元過ぎれば熱さを忘れる、ということなのか、そのありがたさをだんだん忘れてしまうんですね。

今回のコロナウイルス騒動でも、平穏無事がいかに奇跡的なことなのか、また痛感させられました。

震災発生から数えて10回目の3月11日を迎えた今、平穏な日々に感謝する気持ちを忘れてはいけないと、改めて思っています。

【写真】は、石巻の和菓子屋さんのいちご大福。私が知っているいちご大福の中で一番美味しい=世界一美味しい、と私は思っています。
ここの和菓子は、どれもすべて絶品で、あんこ大好きの私は、店のショーケースごと買い占めてしまいたいと思うほどです。
このお店も、震災で店舗の一つを失うなど、大きな被害を受けたと聞きます。
こんなにおいしいものが食べられることにも感謝の念を忘れず、ありがたくいただかなくてはいけませんね。

明日は、梅島アナウンサーです。

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