「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

子ども時代のエピソード
高橋 咲良
(2020/04/23)


「うんまぁ~~」という声が聞こえてきそうなこの写真(笑) 2歳の頃の私です(笑)
誕生日に温泉宿に泊まった時の1枚みたいです。一体何を食べてこんな表情になったのか…(笑)

さて、お題の「子ども時代のエピソード」
前にもこのアナログにちらっと書いたのですが、子供時代のエピソードの中でも忘れられないエピソードなので、もう一回、より詳しく書かせてください。笑

小学生の頃、スウェーデンに住んでいた頃の話です。小さい頃の私は、犬が怖くて、苦手でした。
ある日小学校の近くを歩いていた時、前方からリードをつけずに散歩している、シェパードの子犬が現れました。私はもう、犬だー!と思って、咄嗟に走ってその場から逃げてしまったんです。これがだめでした。
大人しくその場に立ち止まっていればよかったと、今ならわかるんですけど、もう怖くて咄嗟に逃げていたんです。
そんな走り去った私を見て、犬は遊んでくれているんだ!と思ったのか、走って追いかけてきたんです。当時小学生、且つ犬が怖い私は、もうパニックです。

いくら子犬とはいえ、シェパードがものすごいスピードで後ろから迫ってくる !!! つかまったら噛まれるかもしれない !!!

300mくらい追いかけっこをしましたが、子犬のスピードと体力は凄まじく、このまま走っていても、いずれ捕まることは明らかでした。
追い詰められた時、ふと思い出したんです。「校庭に氷がはってあるはずだ」と。スウェーデンでは、冬場にスケートの授業があって、そのため校庭に氷が張ってありました。

命の危険を感じると、人って、頭の回転がものすごく早くなるんだなと…
無我夢中で氷の張ってある校庭にとびこみました。すると私を追いかけてきたシェパードも氷の上にやってきて「つるーん」。「ああ、たすかった泣」と思いました。シェパードの子犬は、無事飼い主に引き取られて、帰っていきました…

という忘れられない子供時代のエピソードです。
しかし、この数年後、私は犬を飼うことになるのです…しかも2匹!
黒パグのぽよともぐです。ぽよともぐを飼ってからは犬が大好き。あの頃は犬との接し方がわかっていなかったなぁと。今なら、子犬のシェパードとも仲良くできそうです。笑

続いては佐藤アナウンサーです!

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