「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
図書館にまつわる話
金澤 聡
(2020/05/14)
図書館には家族でよく通っています。臨時休館が続きしばし我慢が続いていました。これも明日への日常につながるためと思って、「積極的な我慢」を続けていました。
さて、図書館には過去に熱中した本との出会いがあります。小学生のころよく読んでいた、"少年たちの探偵もの"の児童小説。懐古の念にかられ手を伸ばし、やおらページをめくると頭の中にノスタルジックな世界が広がります。
「ねぇ」と小さい声が聞こえます。
するとまた、「ねぇ」と小さな声が聞こえます。それは明らかに私に向けられた声です。
「トントン」 今度は腰のあたりを叩かれます。
「ねぇ、いつまで読んでるの!もう帰ろうよ!」 小声の中に怒気を含んだその声。
あまりに集中して時間を忘れ、子どもに帰りをうながされた父親の姿です。
私です(笑)
図書館は出会いの宝庫であり、調べ物や心の浄化ができる場所です。日常がありがたいことだとこの期間に思いました。
写真は、休日に自宅で作ったプラモデルです。2作目です。今は「ガンダム」シリーズしか作りません。当時は、言葉は悪いですが"雑魚キャラ"と個人的に位置づけていたもの。
今作ってみると、なかなかカッコいい…。
次は、高橋アナウンサーです。