「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

歯の話
梅島 三環子
(2020/06/03)


先日、息子が歯のレントゲン写真を持って帰ってきました。
7歳になった息子。乳歯の下には、永久歯がびっしり。この顔の下は、ずいぶんグロテスクなことになっているんだなと感じました。
こういう写真、全く平気な人も多いみたいですが、私はちょっと苦手です。自分も同じような時があったんですけれどもね。

ということで、そんな歯の状態の息子は歯の生え変わり真っ最中なわけです。
ただ私には、歯を抜くことができません。息子の歯を抜くなんて恐ろしくてできません。
伝わらないかもしれませんが、魚を捌くくらい恐ろしいのです。
自分の歯は歯医者で抜いたか、舌で触ったら取れてしまったアクシデントしか記憶がありません。
「歯がぬけるー」と騒がれても、知らぬ存ぜぬを貫き通すしかありません。

前回は、父親が抜いていました。私は歯を抜くところを見ることも怖いので、隣の部屋に隠れていました。
これから、まだまだ抜けるであろう息子の歯。
そのたびに、母の心は乱れます。

写真は、先日通った公園にて。青葉の綺麗ないい季節です。
明日は、伊藤さんです。

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