「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
涙のお話
堤 勇高
(2020/07/09)
普段の生活で涙を流す場面も、最近は随分減りました。子どもの頃は怒りにせよ悲しみにせよ、ことあるごとに泣いていた気がします。
一番最近涙を流したのは、多分、半年ほど前です。多分というのは、それが寝ている最中だったからです。
「枕を濡らす」という表現がありますが、まさにそのような状態でした。起きたとき体は横向きで、枕は目の近くが濡れていました。
残念ながらどんな夢を見ていたのか、そもそも夢を見ていたのかすら覚えていないのですが、枕の濡れている位置と何となくの感覚で涙だと判断しました。
赤ちゃんの夜泣きみたいでなんだか恥ずかしいと思わなくもありませんが、真に恐ろしいのはこれがよだれである可能性も捨てきれないことです。「涙を流した」という確かな記憶がないですし、体勢を変えれば顔の位置も変わります。
果たして涙かよだれか……
真相は神のみぞ知るところです。
……念のため枕は干して、カバーは洗いました。
写真は先日取材させていただいた「ミートボーイニューヨーク」仙台駅前店さんのお弁当です!仙台四郎とのコラボ弁当だそうです。外出自粛の影響もあり、久々に食べたカタマリのお肉。まさに涙が出るほどおいしかったです。
次は、いつも笑顔で涙とは無縁な?伊藤アナウンサーです。