「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
行きたい場所
佐藤 拓雄
(2020/09/02)
子どもじみたことを書きます。
過去や未来に行きたい。
自分の机の引き出しに、あの入り口はないものか、といまだに本気で思ったりします。
恐竜を見たい。
歴史上の人物に会ってみたい。
歴史の謎の真相を知りたい。
過去の人たちがどんな言葉をしゃべっていたのか、どんな暮らしをしていたのか。
・・・過去の世界への興味は尽きません。
また、許されるならば、過去の不幸な歴史を変えられないか。
もっと小さいレベルだと、数々の失敗をしてきた過去の自分に忠告し、失敗を回避させたいとも思います。
ただ、歴史を変えることによって、自分が存在しなくなるという、とんでもない矛盾に陥るかもしれませんね。怖い怖い。
そしてもちろん、未来も見てみたいですが、知りたいような知りたくないような。
よい未来なら知りたいけれども、悪い未来を知るのは怖い。その悪い未来を回避しようとして歴史を変えてしまい、また自分が存在しなくなるかも???というジレンマに陥りそうです。
ともあれ、こういうような気持が常にあるものですから、小説でも漫画でもドラマでも映画でも、時間を超える物語が好きです。
小説だと「リプレイ」(ケン・グリムウッド)、漫画なら、幼いころから愛読し続けてきた、藤子・F・不二雄さんの作品群、ドラマなら「信長協奏曲」や「JIN」、映画だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」といった具合です。
だからなんなんだ、という話なのですが、叶わぬことと知っているから余計過去や未来の世界に飛んでみたいのかもしれません。
ちなみに、藤子さんの生み出した、未来からやってくる、あの猫型ロボットの誕生は、92年後の明日ですね。
【写真】は、次男がテイクアウトしてきたシェイクのカップ。これだけでも心躍るものがあります。
明日は、西ノ入アナウンサーです。