「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

秋ですから
佐藤 拓雄
(2020/10/06)


秋と言えば、サンマ。
・・・ですが、この秋も、我が家の食卓にはサンマは上らないと思われます。
言わずもがな、お値段が理由です。

去年も、秋の味覚のお題で書きましたが、結局一度も食べず。
このままだと2年連続サンマを食べず、ということになりそうです。
普段の買い物は妻に任せきりの私ですが、一尾300円から400円では、なかなか買おうという気になれるものではありません。

つい先日の、気仙沼港のサンマ水揚げがいまだゼロ、というニュースにも驚きました。
何が起きているのか。明らかに異変ですね。

旬の食べ物は、一番おいしい時が一番安い、というものだと思っています。
これまでの感覚だと、丸々として脂が乗って、抜群においしいのは、スーパーなら100円を切ったくらいのサンマ。
また、県内の沿岸部に行けば、地元の魚屋さんで、細身のサンマのぶつ切りが、200円で袋いっぱい。これを甘露煮にしてもらうと、もう、たまりません。ごはんが進む進む。
しかし、今や、そういう感覚の魚ではなくなっているのかもしれません。残念です。

そんなわけで、今年もサンマが恋しい秋になりそうです。

【写真】は先日取材で食べた定食。カツオの刺身も素晴らしかったですが、メカジキのカマの煮つけが最高に美味でした。サンマが不漁でも、宮城県にはまだまだおいしい魚がたくさんあります!

明日は高橋アナウンサーです。

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