「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

お部屋づくりのこだわり
佐藤 拓雄
(2021/03/31)


【写真】先週末、自宅近くの桜が咲いていました。ソメイヨシノと思われます。やはり今年は例年より早いのかなあと思ったら、そのすぐあと、3月28日に気象台が開花を発表しました。

さて、自分の部屋などなく、たまの在宅ワーク時のスペースをどうにか確保するのが精いっぱい、リモート会議は自宅からならバーチャル画面必須、という状態ですので、「こだわり」はおろか「お部屋づくり」という言葉すら、私の辞書にはありません。
考えれば理想は色々ありますが、現実はとてもとても・・・ということばかり。

・・・と家族のせいにするようなことを書きましたが、大学時代からおよそ9年の一人暮らしを含めて、そもそも部屋づくりにこだわりを持ったことがあったか???・・・ありません。

30数年前、一人暮らしの最初に入ったのは、一体築何年だ?という家賃2万3千円の木造アパート。トイレ・風呂共同の6畳一間、階段を誰かが通れば、ガタガタと振動が来る、そんな部屋でした。
それでも、生まれて初めて得た「自分だけの部屋」を、自分で好きに使えることに心躍りました。ある意味、無欲でした。

そのうち、もっとオシャレ、かつ風呂とトイレがある部屋に、と欲が出て、新築の物件を自分で見つけ引っ越しました。風呂・トイレはもちろんですが、フローリングのロフト付き、エアコンまで付いて、一気にランクアップ。当時の学生としては贅沢なコードレス電話機も買ったりして、自分なりに満足していたなあ。

ただ、記憶をたどっても、その頃を含め、こだわりを持って部屋づくりをした覚えはありません。おそらくそういうセンスがないし、資金力もないからでしょうね。

あ、こだわり、一つだけありました!
間接照明とオレンジ色の灯り(電球色)が苦手です。
物がよく見えなくて、どうにも落ち着かないのです。間接照明や電球色は、「落ち着き、リラックス」などがキーワードになるようですが、私は逆です。
電球は、昼光色か昼白色、これだけは譲りません。

と、こんな話を書こうと思うんだけど、と妻に話したら、「全て同感」との答えが返ってきました。だから一緒に暮らしていけているのか、と今さらながら納得。

まとまりを欠く話になってしまいましたが、今回はこのへんで。

明日は、入社2年目に入る、伊藤瞳アナウンサーです。

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