「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
お部屋づくりのこだわり
堤 勇高
(2021/04/07)
「ダークブラウンを基調とした部屋」にとても憧れています。
白や原色がメインのさわやかな部屋もいいのですが、渋くて落ち着いた部屋が理想です。
初めて一人暮らしをするとき、とにかく家具類はダークブラウンのものを選びました。
家電もブラウン系のものがあればそれを選んでいました。
もしブラウン系がない場合も、なるべく渋めの色を選びました。
その結果色はかなり統一できたのですが、どこかカタログや自分のイメージとは違う雰囲気に。
これでもかというほどダークブラウンを使ったのに、どこか物足りないというか……
確かにカタログやインターネットの「おしゃれな部屋特集」で出てくる部屋は、デザインも洗練された家具で構成されています。そこの差は否めません。
ですがそのほかにも、渋いというより重いような印象があり、人が住むには暗すぎる雰囲気が漂っていました。
結局私の理想としている「おしゃれな部屋」は、渋さのあるダークブラウンと、重さを感じさせないための明るい色の絶妙なバランスが必要なようです。
学生時代、数学の次に美術が苦手だった私には難しい話です。
憧れだけは失わずに、今日も「実用性に優れた部屋」に帰ります。
写真は今年3月11日、朝7時過ぎの南三陸町旧防災対策庁舎です。
当日は震災復興祈念公園で中継を担当させていただきました。
風の強いイメージのあった南三陸町ですが、一日を通して暖かく、公園周辺には常に穏やかな空気が流れていたように感じました。
次は飯田アナウンサーです。