「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
集中力が切れたときには
金澤 聡
(2021/05/10)
考え事が多いと集中力が持続しません。
最近そんな憂いが増えてきたような気がします。これもコロナ禍の影響なのでしょうか。
とくに心配事があると色んなことを思案して、あーでもない、こうでもないと悪い事ばかりが去来してなかなか集中できず事が前に進まないという、集中力欠如の負のスパイラルに陥ってしまいます。
そんな時は、背中を押してくれるような言葉がたくさん記してある本を読んでカタルシスを求めます。
が…
この読書も集中力が相当必要でして、最近小さい文字が見えにくくなってきていますし、読み始めると睡魔が襲って来たりしてと、背中を押されるどころか、向かい風の嵐の中に突っ込んでいくような状況下に晒される時があります。こんなささくれ立った心では折角の良書も全く受け入れず、精神浄化の妙薬にはなりません。
そんなこんなで最終的に何に落ち着いたかというと、「緑茶」です。
集中力が途切れそうになったら、濃い緑茶を入れて一息つきます。
ちょっとした心の休憩に緑茶が沁みます。
縁側でお茶を飲めたら心がさらに落ちついて集中力が高まるだろうなと暮れなずむ日曜日に「サザエさん」の家を見ながらふと思ったりするのです。
集中力を切らすなんて、『ばっかもーーーーん』と叱られないように、また策を練ります。
次は、佐藤アナウンサーです。