「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

朝ごはん
金澤 聡
(2021/05/27)


いままでの人生で毎日欠かさずにしてきたことは、朝食に味噌汁を飲むこと。
大音量の目覚まし時計と格闘しながら、学校にいく時間のギリギリまで布団の中にいた学生時代。
母親に味噌汁だけは飲んでいきなさいと毎朝言われ送り出された日々。
怠惰の中に無理やりにでも押し込んでくれた正しい習慣のお陰で
一人暮らしをしていた時も必ず欠かさず味噌汁を食していました(インスタントがほとんどでしたが…)

今は、味噌汁はもちろんですが、ごはん、納豆、目玉焼き、緑茶が朝食のルーティンメニュー。
変化があるとすれば、味噌汁の具材です。
味噌汁は基本的にシンプルな具材の組み合わせを好みます。
玉ねぎ、豆腐、わかめ、油揚げ(熊本「南関あげ」が味噌汁に合います)が個人的にはベスト。

最近のヒット具材、いやホームラン具材は、写真のネギです。
このネギは母親が家庭菜園で作ったもの。
小ぶりのネギですが、実家の土は養分が多いのか、
ネギのうまみと甘みが濃厚で、他の具材との味の関係性が抜群。
このネギが実家から送られてきた当初は、大胆に、ふんだんに味噌汁に入れて食べていましたが、
このネギを使い切って食べられなくなってしまっては大変だと強烈に名残惜しい感情が沸き起こってからは、
少しずつ大切に味噌汁に入れるようにしました。

我が家のベランダでもこんな美味しいネギが栽培できないかと本気で考えています。
そうなったら、毎日朝晩必ず味噌汁が食卓に並ぶのでしょうが…。


次は寺田アナウンサーです。


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