「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
父の日あれこれ
伊藤 瞳
(2021/06/14)
「父の日」は、毎年、プレゼントに悩みます。
小さい頃は、手紙と手作りの大量の肩たたき券が定番でした。
父は、もらったことに喜び、
結局、記憶の限りでは、プレゼントした肩たたき券は未使用です。
確か、有効期限は設定していなかったので、
このアナログを見た父が、今になってお願いしてくるかもしれません…(笑)
一方で、昨年、就職して初めての「父の日」は、
考えたのち、"リュックサック"を選び、渡しました。
コロナ禍前は、よく、家族で趣味の神社仏閣巡りの旅をして楽しんでいました。
就職のために埼玉の実家を出てからも、旅行しようね!と約束していましたが、
昨年はコロナ禍でかなわず…。
「コロナ禍が終わったら、このリュックを持ってまた旅しよう」と、
願掛けをこめた手紙と一緒に送りました。
かなり喜んでくれたようで、
父とテレビ電話をしたとき、
家にいながらそのリュックを背負って登場したときは笑いました。
まだ、自由に旅行ができない我慢の時は続きますが、
きっとくる"その時"を楽しみに…。
写真は、数年前、家族旅行で奈良県に行ったときのものです。
鹿に少しおびえながらの笑顔です。
『父の日あれこれ』最後は、飯田アナウンサーです。