「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

雨といえば
佐藤 拓雄
(2021/06/24)


先日の父の日、突然、宅配便で和菓子の詰め合わせが届きました。
有名菓子店の、どらやき・最中・栗饅頭という、あんこ・和菓子好きの私にはたまらない中身。【写真】
送り主は、東京にいる大学生の長女です。気の利いたことをしてくれるじゃありませんか。

ところで、このところ、我が家は、一つのキーワードが、日々の多くを支配していました。
それは、「修学旅行」。
小6の次男の修学旅行があったためです。

学校での事前学習や説明は、早い時期から行われていたようですが、その都度色々報告してくれ、さらには、「あれを用意しないと」、「これが必要だ」と、私たちも急かしながら、次男なりに入念に準備を行っていました。
次男の頭の中は、8割、いや、9割が修学旅行で占められているのか、と思うほどでしたが、無邪気な我が子の様子に心温まりました。
一方で、それほど楽しみにしている修学旅行が、雨だったら、いや、天候ぐらいならまだしも、当日発熱でもして行かれなくなったら、などと、親としては、ついついネガティブな心配をしてしまったり。

迎えた当日、次男に合わせて私までも5時起きして、無事送り出しましたが、そのあとのドッと疲れた感じは、早起きのせいだけではなく、やはり、さりげなく親の私たちにもプレッシャーになっていたのだなあと、苦笑しました。
子どもの修学旅行でなぜ親がプレッシャー?と思った方もいらっしゃるでしょうが、親なんてそんなもの、というか、私はそんな親ですので、仕方ありません・・・

幸い、雨に降られることもなく、無事全日程を終えて、次男は元気に帰ってきました。
用意した雨具を使わずに済んだのは、何よりでした。


明日は、寺田アナウンサーです。

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