「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
アナウンサーを目指したきっかけ
金澤 聡
(2021/07/19)
『マスコミ講座 ~アナウンサー・マスコミ・広告代理店を目指す学生へ~』
大学3年生の春。学生証更新のため大学の窓口を訪ねたとき、上記の1枚のポスターが貼ってありました。最初は全く気にも留めずにただぼんやりと眺めていました。大学生活も折り返し、人生のモラトリアムもあと2年。自分探しの旅に決着付けて、就職含め将来のことを考えないといけないと思っていました。
そんな時に、あのポスターが視界に入ってきたのです。
なんとなく眺めていたポスターを、いつの間にか前のめりで凝視。
『マスコミ講座』に入れたらアナウンサーを目指してみようと、急に心にパッション。
自分の脳に刻むメモ書き。
(変なラップ調になってしまいました…すいません)
"マスコミ講座を受講するには、試験と面接を受けないといけないらしい"
"試験と面接はスーツを着ていかないといけないらしい"
"試験申し込み期日はきょうまでで、試験は3日後!"
慌てて窓口で申し込み、そして、友達に電話してスーツを借りに行きました。
試験勉強も面接対応もできず、あっという間に講座試験日が来ました。筆記試験はボロボロ、面接は緊張しすぎて何をしゃべったか分からないほど散々なものでした。
が、
なぜか合格し受講することになりました。
講座を受けるようになってからは、アナウンサーになる事を人生の目標に掲げて、自分なりに精一杯努力したように思います。スマホもネットもない30年も前の出来事。あの時ポスターを見ることがなかったらおそらくアナウンサーにはなっていないと思います。
偶然か、必然か。人生の転機はどこにあるのかわかりませんが、これだから面白いと言い聞かせてます・笑
次は梅島アナウンサーです。