「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
クリスマス
(2006/12/26)
林アナにご紹介預かりました、仙台放送入社2年目、趣味は犬と戯れる事の原英里奈です。
さてさて、街中は既にクリスマスムードも一掃され、街中は年越し・お正月ムードが漂ってまいりましたが、今回のエッセーのテーマは「クリスマス」。
今更?という気も若干しますが、あまり深く考えないでお付き合い下さい。
今回私はクリスマスを扱ったオススメ映画を紹介します。
ご存知の方が多いと思います、ニコラスケイジ主演の「天使のくれた時間」です。
確か私がこの作品を見たのは、大学3年生の冬で、何気なくレンタルショップで手に取ったうちの一つでした。
エリート金融家で独身の主人公(ニコラス・ケイジ)がクリスマスの朝目覚めると、郊外の一軒家に住む平凡なマイホームパパになっているんです。
妻は13年前に別れた恋人で(この役のティア・レオーニがめちゃくちゃ可愛い)、子供は二人。
周囲の環境に戸惑う主人公。
でも家族と過ごすうちに、決して贅沢ではないけれども温かい愛情のある人生の大切さを知ります。
そして、再び現実に戻るんです。
こう書くと現代版クリスマスキャロルのような内容ですね。
私は非現実的な映画は嘘っぽくて嫌いなんですが、これは素直に見ることが出来ました。
「あの時もし違う選択をしていたら・・・」
人生を左右するような選択をしたからこそ今の自分がある。
映画の中の主人公の成功者と平凡なパパの暮らし。
どちらも幸せだと思うけれど、愛する人がいるからこそ人生は充実するのかなと、そう言う事を考えさせてくれた作品です。
是非、大事な人と見て欲しいですね。
・・・そして!
現実に戻ったあとのニコラスの演技がまたいい味を出しています。
人生遅すぎることなんて無いのかな・・・と思わせるエンディングですよ。
今年ラストを飾るのは
入社5年目の先輩、出射由佳アナウンサーです。