「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

今〇〇に夢中です
下山 由城
(2022/05/26)


結構な頻度でアナ・ログには書いていますが…
日本酒です。奥が深いのです。

今回は『酵母』について触れてみましょう。
日本酒の主な原料は米・米麹・水のシンプルに3つです。これ以外にも副原料として様々なものが使われることがありますが、そのうちの1つ"酵母"は日本酒造りにおいて大事な原料の1つです。風味を決めるのは、米よりも酵母の与える影響の方が大きいとも言われます。
お酒(ワインやビールも含む)を造る際には、糖を分解してアルコールと二酸化炭素を生成する"アルコール発酵"という過程が必要です。そのうち日本酒の発酵に適したものを「清酒酵母」と言います。お米のデンプンを、麹菌の働きで"糖"に分解して、それを清酒酵母がアルコールに変える…これで米・米麹・水という原料から日本酒が生まれるのです。
そして酵母はアルコール以外にもいくつかの成分を作ります。そのうち「香り成分と酸」が日本酒の風味に影響を与えるのです。代表的なもので「カプロン酸エチル」というものがありますが、これはリンゴや桃の香りに例えられます。米から作られたお酒がフルーティーに感じるのはこのような成分によるものなのです!


…かなりマニアックな話になりましたが続けます。

酵母はたくさんの種類があります。
日本醸造協会というところが、優れた特徴の酵母を培養して酒蔵向けに配布しているものは"きょうかい酵母"と呼ばれます。最古のものとして有名なのは秋田・新政酒造の「きょうかい6号酵母」です!ほかにも「赤色清酒酵母」というのは、春ごろによく出回るピンク色のにごり酒に使われていたりします。
最近出張した香川県のお土産コーナーで見かけたのは「オリーブ酵母」でした。小豆島のオリーブが有名な香川県の酒造組合などが、2018年に発見したものだそうです。試飲する機会がなかったのが残念ですが、酒造りもあらゆる可能性があるなぁ…と勝手にわくわくしました。

写真は最近飲んだ「きょうかい6号酵母」を使った日本酒「No.6」の特別バージョンです。機会があれば、ぜひ酵母に注目してお酒を選んでみてください!


お次は高橋咲良アナウンサーです!

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