「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
贈り物
佐藤 拓雄
(2022/06/20)
今思い出しても、胸が熱くなる贈り物があります。
13年前、次男が生まれて間もなく、知り合いの方からいただいたお祝いです。
やさしい肌触りのタオル製品のセット。
それだけなら、胸が熱くなる、というほどではないかもしれませんが、そのなかのバスタオルとタオルハンカチに、次男の名前が刺しゅうで入っていたからです。
ひらがなで刺しゅうされた次男の名前に、胸がじんとなりました。
当時、家族以外のほとんどの人からは、まだ名前すら呼ばれたことのない、次男という存在が、世の中から認められたような気持ちがしたのです。
我が次男坊、ここにあり。そんな誇らしい気持ちにもなりました。
【写真】がそのタオルハンカチです。
当時、うれしくて、いつも次男の枕元にこうして置いていました。
それから13年。中学生になった次男がこのタオルを使ってくれることは、さすがにありませんが、今でも大切な、我が家の宝物です。
明日は、梅島さんの「贈り物」エピソードです。